【漢方薬・生薬解説のまとめ】「柿蒂(してい)」「牡蠣(ぼれい)」「辛夷(しんい)」「天麻(てんま)」「桜皮(おうひ)」「桃仁(とうにん)」について

いままで書いてきた、漢方薬・生薬についての記事をまとめました。

柿のへたの生薬、「柿蒂(してい)」とは?

柿のへたは、柿蒂(してい)という生薬の名前がついております。

柿蒂は、しゃっくりの特効薬として民間薬でも使われます。
柿蒂を煮込み、その煮汁を飲むという方法です。

柿蒂だけでもききますが、
柿蒂に、丁子(クローブ)と生姜を加えると、
柿蒂湯という漢方薬になり、より効果が高まります。

通常捨ててしまう、柿のへた。
それを有効利用。
エコな生薬です!

和奏wakana


自由が丘駅徒歩3分の和奏漢方堂 休院日:日曜日

 

牡蠣の凄さ!食べてもよし、生薬としても利用!

牡蠣(カキ)は、
食べても美味しく、
エキスも美味しく、
そして、貝殻も重用されます。

漢方薬では、カキの貝殻を、牡蠣(ぼれい)とよび、
生薬として利用します。

生薬としての牡蠣(ぼれい)は、
神農本草経という古典に、下記のように記されています。
「傷寒(しょうかん)、寒熱(かんねつ)、
温瘧酒酒(うんぎゃくそんそん)、驚恚怒気(きょうけいどき)を主り(つかさどり)・・・・
久しく服すれば骨節を強くし邪鬼を殺して年を延す」

ボレイは精神安定作用があります。
その理由を、ボレイの成分の炭酸カルシウムだという説がありますが、
これは、あまりにも残念な見解です。

炭酸カルシウムが含有されている物は、他にもたくさんありますし、
ボレイの凄さは、成分の炭酸カルシウムでは説明できないものです。
では、どうして、ボレイが上記のような効能があるのか?
その理由は、和奏に直接聞いて下さい。

もったいぶっているわけでは、ありません。
ブログで文章として書くには、
和奏の文章能力が、あまりにも足りませんので。

和奏wakana


自由が丘駅徒歩3分の和奏漢方堂 休院日:日曜日

 

生薬「辛夷(しんい)」について。サムライブルーとの関連性!?

本日、ロンドンオリンピックでの男子サッカーは、
残念な結果となりました。
(3位決定戦に破れ、4位)

話は飛びますが、
日本代表の青いユニフォームを
サムライブルーと表現しているのを良く耳にします。

そこで今回は、サムライにちなんだ、植物をご紹介します。

コブシです。
サムライ→ブシ→コブシ・・・・・無理矢理・・・

コブシ(モクレン科)のつぼみは、生薬としては
辛夷(しんい)と呼ばれます。

辛夷は、風邪(ふうじゃ)を除き、鼻を通し、
頭痛や、鼻づまりなどに使います。
精油成分が含まれるので、芳香が強いのが特徴です。

和奏wakana


自由が丘駅徒歩3分の和奏漢方堂 休院日:日曜日

 

感謝!&生薬「天麻(てんま)」について!

本日H様より、アグロステンマの花、ツタンカーメンの豆、ハーブティ、チャツネ、烏骨鶏の卵、イチゴ、
フレッシュハーブをいただきました。
ありがとうございます!

アグロステンマ(科名:ナデシコ科・学名:Agrostemma githago)
とても可憐で綺麗な花です。
和奏は初めて知りました。

和奏の知っているテンマは、
天麻(てんま)という肝の働きを調える、生薬です。
天麻はラン科オニノヤガラの塊茎を蒸した物で、
アグロステンマとは、全く関係ありません。

鬼の矢のような花なので、
オニノヤガラと言われるようです。

神農本草経という、生薬の古典の植物図鑑には
『鬼、精物、蠱毒(こどく)の悪気を殺っするを主る』
と載っており、邪気除けにも使えます。

さすが、オニノヤガラ。
名前通りの強さを持っています!

和奏wakana


自由が丘駅徒歩3分の和奏漢方堂 休院日:日曜日

 

桜の生薬、「桜皮(おうひ)」について!

今日の雨で、桜の散るスピードも早くなってしまいますが、
桜は見るだけでなく、桜皮(おうひ)という生薬として、
漢方薬に利用されます。

桜皮は、桜の木の樹皮の生薬で、
鎮咳や去痰、膿を熟成させ排膿させる効能があります。

この生薬は、中国では使用されません。
撲樕(ぼくそく)という生薬の代用として、
江戸時代の医師、華岡青洲が利用した日本独自の生薬です。

「良いことを聞いた、
そっと桜の樹皮を剥いでみよう」

とは思わないで下さい。
それは罪です。
(誰も思わないと思いますが・・・(笑))

また、桜皮は、
皆様が花見などでよく見る、ソメイヨシノ(桜の木の種類)ではなく、

ヤマザクラ(Prunus jamasakura Siebold)の樹皮のため、
せっかく、罪を犯して近くの桜の樹皮をとっても、
桜皮でない可能性が高いです。

桜は目で愛でるのが一番です!!
あと少し、刹那の美しさを楽しみたいです。

和奏wakana


自由が丘駅徒歩3分の和奏漢方堂 休院日:日曜日

 

感謝!桃の節句! 生薬としての桃は「桃仁(とうにん)」!

今週3月3日は桃の節句ですが、
昨日N様より、桃の花の差し入れをいただきました。
ありがとうございます!

日本でも中国でも、桃は昔から邪気を祓うとされています。
また、桃の種子は生薬として桃仁(とうにん)として重用されています。
(桃仁は血液を浄化し血をサラサラにする効果があります。)

治療院の入り口に飾ってありますので、来院される皆様、ぜひご覧下さい。

こんな小さなつぼみから、花が咲き、そしてあの大きなモモ(実)になる。
植物の力は偉大です。

和奏wakana


自由が丘駅徒歩3分の和奏漢方堂 休院日:日曜日


漢方薬相談コースは、下記を参照ください。

 

投稿者プロフィール

和奏 (橋本 和也)
和奏 (橋本 和也)
漢方薬剤師・針灸師・あんまマッサージ指圧師

日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクター
ソフィアフィトセラピーカレッジ外部講師

1978年 神奈川県生まれ(現在41歳)

自らの病気(喘息・アレルギー体質)を漢方医学で治した経験と、
豊富な臨床経験を元に、
西洋薬で対応できない病でお悩みの方をサポートするため、
2006年「和奏漢方堂」を開業。

『まずは、不快な症状をなくすことを第一に考え、
その上で、真の体質改善を目指す。』
をモットーに、多くの人の健康をサポートしている。

和奏漢方堂のHomeのページへ