生理不順・生理痛・PMS・更年期障害・不妊症（婦人科疾患）の漢方薬治療

生理不順・生理痛・PMS・更年期障害・不妊症の原因とは？

婦人科疾患（生理不順・生理痛・PMS・更年期障害・不妊症）の原因は２つです。

• 子宮・卵巣機能の低下
• 女性ホルモンのバランスの乱れ

体内の冷え、ストレス、その他さまざまな原因により、精気の巡りが悪くなり、自然治癒力が低下し、臓器の働きが低下します。。
骨盤の開閉運動などもスムーズに行われなくなり、血液の浄化作用が低下し、自律神経のバランスが乱れます。
その結果、子宮卵巣機能が低下し、女性ホルモンのバランスが乱れます。

西洋医学的アプローチの薬や治療によって、「婦人科系の症状」が改善されれば良いのですが、
西洋医学的アプローチでなかなか治りづらいのが「婦人科系の症状」です。

それは、これという一つの原因が分かれば、西洋医学的アプローチで治しやすいのですが、
「婦人科系の症状」は自律神経や女性ホルモンの乱れが根底にあって、
その上で子宮卵巣の機能低下など、原因が複数あり、その原因が複雑に絡みあっている場合が多いからです。
原因が複数ある場合は、西洋医学的アプローチがなかなか効かない場合がございます。

このような、根底に自律神経や女性ホルモンのバランスの乱れや、原因が複数ある場合は、
全身を調えることができる漢方薬治療の方ががオススメです。

生理不順・生理痛・PMS・更年期障害・不妊症の漢方的対策とは？

漢方薬により、体の精気の巡りを良くし、自律神経、女性ホルモン、免疫系のバランスを整え、
さらに、血液を浄化し、子宮や卵巣機能を高めます。

婦人科系の代表的な漢方薬は、

• 当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）→体内を温めて血流を良くし、月のリズムを体内に取り入れて、女性ホルモンのバランスを整え、生理不順・生理痛・PMS・更年期障害などに対応
• 加味逍遙散（けいしぶくりょうがん）→ストレスに対応し心身のバランスをとり、血を浄化し、PMS・生理不順・更年期障害などに対応

などがありますが、大切なのは「婦人科の症状」にはこの漢方薬と決めるのでなく、
一人ひとりの体質をしっかりとみて、どの臓器が弱っているのか？
自律神経のバランスがどのように乱れているのか？
を判断して、一人ひとりの体質に合わせた漢方薬を選ぶことです。

「原因はこれなのでは？」という、一般的な先入観を捨てて、
一人ひとりの患者様の体質を深く知ることが大切になります。

当院では、「気の診断」によって、患者様お一人おひとりの体質をしっかりと判断し、
体質にぴったりのオーダーメイドの漢方薬をお選びします。

生理不順・生理痛・PMS・更年期障害・不妊症のツボ療法による対策とは？

また当院では、漢方薬を選ばせていただくことの他に、
「頭のむくみをとる」ツボ療法をお伝えしております。

この患者様が自分で行えるツボ療法により、
「頭のむくみ」を取ることは、骨盤の開閉機能を正常にすることにもつながります。
また、自律神経・女性ホルモンのバランスがとれやすくなります。
漢方薬との相乗効果で「生理不順・生理痛・PMS・更年期障害・不妊症」の体質改善を促せます。

自分で簡単に行えるため、続けやすいことが、このセルフケアの良い点です。

（左がツボ療法前の写真、右がツボ療法後の写真）

（ 8例 ）
（スライドしてご覧ください ）

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婦人科疾患の漢方薬治療のQ＆A