目薬を差して「目パチパチ」は止めましょう!(目薬の上手な差し方)
皆様こんにちは。
乾燥した季節が続いています。
ドライアイの方や眼精疲労が強い方、目のかゆみや目の病気の方で目薬を差す方もいらっしゃると思います。
本日は適切な目薬の差し方を4つご紹介します。
①目薬を差した後は目頭を軽く抑えて、まばたきをなるべくしないこと
目薬を差した後「目をパチパチ(まばたき)」した方が良い気がしますが、
この方法は目薬の成分を目に浸透させない方法なので止めた方よいです。
まばたきをすることで涙が分泌されるため、目薬の成分が薄まってしまいます。
また、目頭には、眼点とよばれる涙の排出口があり、
まばたきをすると眼点から鼻に薬が流れてしまいます。
結果目に薬が留まらず、薬の効果が薄れてしまいます。
ですので、目薬を差した後は目頭を軽く抑えて、
まばたきをなるべくしないことが一番目薬の成分を目に行き渡らせることができます。
②目に容器の先を当てない
目に容器の先を当ててしまうと、目薬の容器の中に雑菌が混入してしまうため。
目に容器の先を当てないようにしましょう。
③指定の用量を守りましょう
目薬は多く差せば効くというわけではありません。
1回1・2滴で十分です。点眼薬の用法を確認してください。)
3・4滴も必要ありません。多く点眼することはもったいないです。
1日の点眼数もご利用になる点眼薬の用量を守って点眼しましょう。
異常に多くの点眼をすると、逆に目を傷つけることになります。
④目から漏れた目薬を舐めない
点眼薬が目に上手に入らずに、頬に流れてしまったときはティッシュで拭きましょう。
舐めないように注意下さい。
点眼薬は目への薬なので、口の中に入れないよう注意ください。
目薬の上手な差し方のまとめ
点眼は、なんとなく3・4滴垂らした方が効く気がするや、
点眼後まばたきをした方が効く気がしますが、
それは間違いです。
上記を参照いただき、正しい方法で使ってみてください。
それでは皆様、本日も素敵な一日をお過ごしください。
和奏漢方堂【自由が丘】院長
薬剤師(専門:漢方)・針灸師
東京理科大学薬学部 漢方研究室 卒業
アロマテラピーインストラクター
ソフィアフィトセラピーカレッジ講師
1978年 神奈川県生まれ
自らの病気(喘息・アレルギー体質)を漢方医学で治した経験から、
自分と同じように、西洋医学では対応できない症状で苦しんでいる人をサポートしたいと思い、
2006年「和奏漢方堂【自由が丘】」を開業。
漢方薬・鍼灸など漢方医学を軸に、
伝統医学から近代医学まで分野にこだわらず、
多岐にわたる療法の中から臨床において実践・効果的な療法を研究し、
独自の治療法を確立。
患者様が安心してより健やかな生活を送れることを願い、
気の診断を利用した「漢方薬相談」や
【ネオヒーラー×ツボ刺激】の施術を行っている。