「ぬちまーす」と「雪塩」の成分比較。主要ミネラルの推奨量からみる「ぬちまーす」と「雪塩」の凄さとは?
皆様こんにちは。
当院では「ぬちまーす」と「雪塩」という塩をオススメしています。
本日はこの2製品の成分比較と、ミネラルがどのように体内で働いているかについてなどをお伝えします。
ぬちまーすと雪塩は、一般的な塩に対して、ミネラル成分がとても多い塩です。
多くの塩の食塩相当量が95~99g(100g中)ですが、
ぬちまーすの食塩相当量は73.34g(100g中)
雪塩の食塩相当量は72.6g(100g中)で、
食塩以外に多くのミネラルを含んでおります。
下の表にぬちまーすと雪塩、一般的な海水塩の成分をまとめました。
表をみていただくと分かる通り、
マグネシム・カリウム・カルシウムの量が普通の塩に比べて圧倒的に多いのが分かります。
(他にも様々なミネラルが含まれていることがわかります。)
マグネシムは、「主に細胞内に存在し、補酵素として代謝に関わる」
カリウムは「細胞の浸透圧を維持する」
カルシウムは「主に骨の形成に関わる」
などの役割があります。
またその他のミネラルも体の中で様々な働きをしています。
ぬちまーす (100g) | 雪塩 (100g) | 海水塩 (100g) | |
---|---|---|---|
食塩相当量 | 73.34g | 72.6g | 95.2g |
ナトリウム | 29.25g | 28.6g | |
塩素 | 52.82 | 50.1g | |
カルシウム | 440mg | 832mg | 90㎎ |
マグネシウム | 3620mg | 3310mg | 110㎎ |
硫酸イオン | 4420mg | 2050mg(イオウ) | |
カリウム | 1140mg | 1000mg | 50㎎ |
臭素 | 160mg | 170mg(1700ppm) | |
ストロンチウム | 12mg | 14.4mg(144ppm) | |
ホウ素 | 8.4mg | 6mg(60ppm) | |
フッ素 | 2.3mg | 2.7mg | |
鉄 | 0.41mg | 0.14mg | |
ケイ素 | 0.23mg | ||
亜鉛 | 730μg | ||
リチウム | 460μg | ||
ヨウ素 | 29μg | 70μg(0.07mg) | |
モリブデン | 26μg | ||
総クロム | 24μg | ||
ニッケル | 18μg | 45μg(0.45ppm) | |
銅 | 15μg | ||
バリウム | 14μg | ||
マンガン | 5.3μg | ||
ルビジウム | 0.8mg(8ppm) |
次に主要ミネラルの推奨量や上限量などを下記の表にしるしました。
この表をみてわかることは、ぬちまーすや雪塩を1日に2g接種したとしますと、
マグネシウムの推奨量の20%前後を接種できるということです。
これはとても凄いことです。
男性 (30歳~39歳) | 女性 (30歳~39歳) | ぬちまーす2g | 雪塩2g | |
---|---|---|---|---|
食塩相当量(目標量) | 7.5g未満 | 6.5g未満 | ||
カリウム(目標量) | 3000㎎以上 | 2600㎎以上 | 22.8㎎ | 20㎎ |
カルシウム(推奨量) | 750㎎ (耐容上限量2500mg) | 650mg (耐容上限量2500mg) | 8.8㎎ | 16.64㎎ |
マグネシウム(推奨量) | 370㎎ | 290㎎ | 72.4㎎ | 66.2㎎ |
鉄(推奨量) | 7.5㎎ (耐容上限量50㎎) | 月経なし6.5㎎ 月経あり10.5㎎ (耐容上限量40㎎) | 0.0082mg | 0.0028㎎ |
亜鉛(推奨量) | 11㎎ (耐容上限量45㎎) | 8㎎ (耐容上限量35㎎) | 0.0146mg | |
銅(推奨量) | 0.9㎎ (耐容上限量7㎎) | 0.7㎎ (耐容上限量7㎎) | 0.0003mg | |
マンガン(目安量) | 4mg (耐容上限量11㎎) | 3.5mg (耐容上限量11㎎) | 0.000106mg | |
ヨウ素(推奨量) | 130μg (耐容上限量3000μg) | 130μg (耐容上限量3000μg) | 0.58μg | 1.4μg |
モリブデン(推奨量) | 30μg (耐容上限量600μg) | 25μg (耐容上限量500μg) | 0.52μg |
マグネシウムは補酵素としてまたは活性中心として300種類以上の酵素の働きを助けています。
エネルギー産生機構にも深く関わっており、栄養素の合成・分解過程のほか、遺伝情報の発現や神経伝達などにも関与しています。
また、カルシウムと拮抗して筋収縮を制御したり、血管を拡張させて血圧を下げたり、血小板の凝集を抑え血栓を作りにくくしたりする作用もあります。
そのような重要なマグネシウムですが、
1日摂取量が少し不足している傾向があります。
ですので、ぬちまーすや雪塩で補うことで、体の調子を整えることができるのです。
どちらの製品もとてもオススメの塩ですが、
どちらも通常のパウダータイプは、さらさらしすぎて扱いづらいので、
顆粒タイプがオススメです。
それでは皆様、本日も素敵な一日をお過ごしください。
和奏漢方堂【自由が丘】院長
薬剤師(専門:漢方)・針灸師
東京理科大学薬学部 漢方研究室 卒業
アロマテラピーインストラクター
ソフィアフィトセラピーカレッジ講師
1978年 神奈川県生まれ
自らの病気(喘息・アレルギー体質)を漢方医学で治した経験から、
自分と同じように、西洋医学では対応できない症状で苦しんでいる人をサポートしたいと思い、
2006年「和奏漢方堂【自由が丘】」を開業。
漢方薬・鍼灸など漢方医学を軸に、
伝統医学から近代医学まで分野にこだわらず、
多岐にわたる療法の中から臨床において実践・効果的な療法を研究し、
独自の治療法を確立。
患者様が安心してより健やかな生活を送れることを願い、
気の診断を利用した「漢方薬相談」や
【ネオヒーラー×ツボ刺激】の施術を行っている。