オススメの本:「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」

皆様、おはようございます。

本日は、オススメの文庫本「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」をご紹介します。



先週、ブログでご紹介した映画「Fukusima 50」の原作本です。

著者の門田隆将さんの、東電の現場社員、官僚、菅(かん)首相などへのインタビューを元に、2011年3月11日、東日本大震災の後、福島第一原発の現場で何が起きていたのか?をストーリ仕立てで書かれています。

現場と東電本社とのやりとり、政府と東電本社のやり取り、また政府と現場とのやりとりなどが、臨場感を持って書かれています。

この本の凄い所は、多くの方への取材力です。一方からの視点でなく、現場、東電、政府・自衛隊などの多くの視点から、書かれているところです。

菅(かん)首相へまで、インタビューしているところが凄いです。

この本を読むと、現場の方々は、本当に死と隣り合わせの中、どうにか原子炉の大爆発(格納容器爆発)を避けるために努力をしてくれていたことが分かります。

もしも、原子炉が大爆発してたら、チェルノブイリ原発事故以上の災害で、東京を含めた東日本一帯が放射能により被災していたようです。

本当に、頑張っていただいた全ての人々に感謝です。

しかし、現場から遠く離れた、東電の本社の方々や政府の人々が、現場の足を引っ張るシーンもあり、それは本当にもったいないことだと思いました。

福島第一原子力発電所の吉田所長、現場の責任者の伊沢さん、その他、全ての現場の登場人物が、故郷を守るため、日本を守るために、放射能の恐怖と戦いながら、必死に最悪の事態を防いだことが分かり、感動しました。
(皆様、本当に格好良いです。)

最悪の事態が回避されたことは、有難いことです。
しかし、もともとは、自然への驚異に対する想定が甘いことにより、原発事故が起きてしまったことは忘れてはいけないですし、地元の方々への影響はまだまだ続いていることも忘れてはいけないと思いました。

皆様も、お時間ありましたら読んでみてください。

それでは皆様、本日も素敵な一日をお過ごしください。