唾液の素晴らしい働き!成長ホルモン「パロチン」でアンチエイジング(若返り効果)も!

皆様、こんにちは。
以前より唾液の働きについては何度か話してきましたが、
今回は唾液の素晴らしい働きをまとめてみました。

唾液の働き

  1. 自浄作用:口の中の食べカスを洗い流し、口の中をきれいにして虫歯や口臭を防ぐ。
  2. 溶解作用:かたくパサパサしたものでも、唾液とまざることで、まとまって噛みやすく飲み込みやすい物性になる。
  3. 消化作用:酵素(アミラーゼ)が、食べ物に含まれるでんぷんを分解し、胃で消化されやすい状態にする。
  4. 粘膜保護作用:粘性のあるムチンが粘膜を保護し、発声をスムーズにする効果も
  5. 再石灰化作用:唾液に含まれるカルシウムやリンなどは、歯の再石灰化を促し虫歯になりにくくする。
  6. 免疫賦活作用:リゾチームやIgAなどの免疫グロブリンが外からの病原菌やウィルスの侵入を防ぎ、口の中の雑菌・ウィルスの増殖を防ぐ。

このように、唾液には様々な効果がありますが、
さらに、唾液には成長ホルモンの一種のパロチンが含まれています。
パロチンは、体を若々しく保つ機能・骨や歯の再石灰化、皮膚の新陳代謝を活発にしたり、筋肉、内蔵、皮膚、目や髪などの成長を促進させます。

漢方的には唾液は精力のバロメーター

漢方的には、唾液は精の一つの形としてと考えます。
赤ちゃんはだらだらと唾液を分泌しますが、
年齢を重ねると、精力が低下して唾液の分泌が減ってきます。
逆に言えば、上手に唾液の分泌を促すことで、精力を維持することができるのです。

唾液の上手な出し方とは?

唾液の分泌を高める方法により、唾液を多くだすことで、
上記の様々な効果を高めることができますし、
精力を維持して、グッドエイジングを目指すことができます。


唾液の分泌高める2つの方法は

  1. よく噛む
  2. 舌上

です。
1.よく噛むことで、唾液が出やすくなります。1口30回以上、できれば1口50回噛むことで、唾液がでやすくなります。

2.舌を上あごにくっつけることで、唾液が出やすくなります。舌上に関しては唾液の分泌が出やすくなるだけでなく、他に様々な効果があるので、オススメのセルフケアです。

舌上についての詳細は下記のブログを参照ください。

セルフケア
顎関節症・歯ぎしり対策には『舌上』が重要!|歯の噛みしめを止める方法とは?TCHの改善?頭痛・耳鳴りにも効果あり?マウスピースは効果があるか?

今回まとめたように、唾液の分泌を高めることは様々な効果が期待できます。
良く噛み・舌上を徹底し、唾液を出してグッドエイジングを目指してください。

それでは皆様、本日も素敵な一日をお過ごしください。