唾液の素晴らしい働き!成長ホルモン「パロチン」でアンチエイジング(若返り効果)も!
皆様、こんにちは。
以前より唾液の働きについては何度か話してきましたが、
今回は唾液の素晴らしい働きをまとめてみました。
唾液の働き
- 自浄作用:口の中の食べカスを洗い流し、口の中をきれいにして虫歯や口臭を防ぐ。
- 溶解作用:かたくパサパサしたものでも、唾液とまざることで、まとまって噛みやすく飲み込みやすい物性になる。
- 消化作用:酵素(アミラーゼ)が、食べ物に含まれるでんぷんを分解し、胃で消化されやすい状態にする。
- 粘膜保護作用:粘性のあるムチンが粘膜を保護し、発声をスムーズにする効果も
- 再石灰化作用:唾液に含まれるカルシウムやリンなどは、歯の再石灰化を促し虫歯になりにくくする。
- 免疫賦活作用:リゾチームやIgAなどの免疫グロブリンが外からの病原菌やウィルスの侵入を防ぎ、口の中の雑菌・ウィルスの増殖を防ぐ。
このように、唾液には様々な効果がありますが、
さらに、唾液には成長ホルモンの一種のパロチンが含まれています。
パロチンは、体を若々しく保つ機能・骨や歯の再石灰化、皮膚の新陳代謝を活発にしたり、筋肉、内蔵、皮膚、目や髪などの成長を促進させます。
漢方的には唾液は精力のバロメーター
漢方的には、唾液は精の一つの形としてと考えます。
赤ちゃんはだらだらと唾液を分泌しますが、
年齢を重ねると、精力が低下して唾液の分泌が減ってきます。
逆に言えば、上手に唾液の分泌を促すことで、精力を維持することができるのです。
唾液の上手な出し方とは?
唾液の分泌を高める方法により、唾液を多くだすことで、
上記の様々な効果を高めることができますし、
精力を維持して、グッドエイジングを目指すことができます。
唾液の分泌高める2つの方法は
- よく噛む
- 舌上
です。
1.よく噛むことで、唾液が出やすくなります。1口30回以上、できれば1口50回噛むことで、唾液がでやすくなります。
2.舌を上あごにくっつけることで、唾液が出やすくなります。舌上に関しては唾液の分泌が出やすくなるだけでなく、他に様々な効果があるので、オススメのセルフケアです。
舌上についての詳細は下記のブログを参照ください。
今回まとめたように、唾液の分泌を高めることは様々な効果が期待できます。
良く噛み・舌上を徹底し、唾液を出してグッドエイジングを目指してください。
それでは皆様、本日も素敵な一日をお過ごしください。
和奏漢方堂【自由が丘】院長
薬剤師(専門:漢方)・針灸師
東京理科大学薬学部 漢方研究室 卒業
アロマテラピーインストラクター
ソフィアフィトセラピーカレッジ講師
1978年 神奈川県生まれ
自らの病気(喘息・アレルギー体質)を漢方医学で治した経験から、
自分と同じように、西洋医学では対応できない症状で苦しんでいる人をサポートしたいと思い、
2006年「和奏漢方堂【自由が丘】」を開業。
漢方薬・鍼灸など漢方医学を軸に、
伝統医学から近代医学まで分野にこだわらず、
多岐にわたる療法の中から臨床において実践・効果的な療法を研究し、
独自の治療法を確立。
患者様が安心してより健やかな生活を送れることを願い、
気の診断を利用した「漢方薬相談」や
【ネオヒーラー×ツボ刺激】の施術を行っている。