梅雨バテ防止・夏バテ防止の質の良い睡眠法とは?クーラーの上手な利用法!サランラップ・扇風機サーキュレーターの利用法!?
皆様、こんにちは。
だんだん蒸し暑い日が多くなってきました。
エアコンをつけて寝ることもあると思います。
では、エアコンを「つけっぱなしで寝るのが良いのか?」
「タイマーなどをつけて寝るのが良いのか?」
「エアコンはつけずに寝るのが良いのか?」
どれが一番良いのでしょうか?
答えは、「エアコンつけっぱなしで寝る」です。
(タイマーをかけて寝るのでなく、寝ている間、適温でずっとクーラーをつけておくのがオススメです。)
本日はその理由と、クーラーをつけて寝るときの注意点をお伝えします。
クーラーをつけて寝た方が良い理由とは?
理由:クーラーをつけて寝ないと脳が休まらないからです。
クーラーをつけて寝ないと、夏の暑い夜、ずっと暑さを感じて寝ることになります。
すると、脳は体を冷やすために、汗をかく指令を体に出しつづけます。
結果、脳が休まりません。
ですので、朝起きても、頭がすっきりせず、夏バテの大きな原因の一つになります。
脳の観点からいうと、同じ快適な温度の中で眠ることが、環境の変化がなく、脳を余分に働かせることがないので、楽であるのです。
ですので、夏の暑い時期は、クーラーをつけっぱなしで寝た方が良いのです。
あまり快適なところで眠ると、体に良くない?良いです!
「快適な空間に居すぎると、脳に刺激がいかず、自律神経のバランスを崩す場合がある」
「汗をある程度かくことも大事」
だから、眠るときはエアコンをつけずに、自然な状況のなか、汗をダラダラかいて寝た方良いのだ。
という意見もあります。
「脳への刺激が大切。汗をある程度かくことは大事。」
これは、確かに事実であります。
しかし、それでも睡眠は快適な方がオススメです。
暑い時に、無理してエアコンをつけずに、睡眠をとろうとすると、
睡眠の質が下がり、体全体への負担となります。
ですので、エアコンをつけっぱなしにして快適な睡眠をとり、疲れをとることが大事です。
逆に、起きているときは、暑さをある程度感じて、体に様々な刺激を与えることも大事です。
暑い日も、10分程度でよいので、外に出て散歩したり、
室内に居るときも、ずっと快適な温度で過ごすのでなく、少し暑さを感じて汗ばむことも大切です。
「脳への刺激は日中に。睡眠時は脳をしっかり休ませて快適に。」
これが大切です。
クーラーをつけて寝るときの注意点
①クーラーのタイマーをつけて寝ることはオススメしません。
タイマーをつけて寝ると、寝始めは気持ち良く寝られますが、タイマーが切れると、徐々に室温が暑くなり、それに対して脳が反応します。そして、暑くなりすぎると、「暑いっ」と言って、夜中に起きることになります。そして、またタイマーをかけて寝るということになります。
結果、十分な睡眠がとれず、脳がしっかりと休めることができません。
ですので、クーラーの温度を寒すぎず、適温にして、寝ている間中、ずっとクーラーを使用することがオススメです。
すると、脳をしっかりと休めた、質の良い睡眠をとることができます。
*クーラーを使用したり、消したりするよりも、適温で使用し続ける方が、電気代の節約にもなるようです。
②クーラーの風が当たらないように工夫する。
クーラーの風が、直接、体のどこかに当たることは非常に危険です。あたっている部分が異常に冷えてしまうことにもなりますし、体のどこかに風があたることで、脳が反応してしまい、質の良い睡眠の妨げになります。
ですので、クーラーの風が体に当たらないよう工夫することが大切です。
そのための方法としては、
②-1 クーラーの風がでる方向を、体に当たらないようにする。
②-2 寝室の隣の部屋でクーラーを使用して、寝室ではクーラーを使用しない。
などの方法があります。
しかし、寝室の隣が部屋でない。や、クーラーの風向きを色々試しても、どうしても、風が体に当たってしまう場合などもあると思います。
その時にオススメなのは、サランラップの利用です。
下の図のように、クーラーにサランラップを張り、風向きを上に向かわせたり、
クーラーではなく、クーラー付近の壁から壁へサランラップを張ることで、体に当たらないような風向きに変えることができます。
体に当たらないような風向きに変えるという目標を達成することができれば、どんな張り方でも構いません。サランラップの利用は何度も試すことができるので、クーラーの風向きでお悩みの方は是非試してください。
扇風機・サーキュレーターの利用
扇風機やサーキュレーターを利用して、クーラーの風が直接体に当たらないように工夫する方法もあります。
風向きなどを上手にセッティングする必要はありますが、
目標となる、風が直接体に当たらないことを目標にお試し下さい。
③守るべきところを守る。
寝るときはクーラーを使用し続けることがオススメなのですが、やはり、体が少し冷えてしまう場合もあります。ですので、腹巻やくるぶし靴下で体の大事な部分を冷えないようにしたり、
口テープを利用して、鼻呼吸を徹底し、口の中の乾燥を防ぐことで、免疫力を低下させないことも大切です。
(くるぶし靴下の効能や口テープの効能は、以前のブログを参照ください。
くるぶし靴下【クーラーの冷え対策・冬の冷え対策・睡眠の質を上げたい方へ】
まとめ
暑さだけなく、梅雨の湿気のある時期など、寝苦しい環境の時は、注意点を守りつつ、クーラーをつけっぱなしにして、眠ることが大切です。
お試しください
それでは皆様、本日も素敵な一日をお過ごしください。
和奏漢方堂【自由が丘】院長
薬剤師(専門:漢方)・針灸師
東京理科大学薬学部 漢方研究室 卒業
アロマテラピーインストラクター
ソフィアフィトセラピーカレッジ講師
1978年 神奈川県生まれ
自らの病気(喘息・アレルギー体質)を漢方医学で治した経験から、
自分と同じように、西洋医学では対応できない症状で苦しんでいる人をサポートしたいと思い、
2006年「和奏漢方堂【自由が丘】」を開業。
漢方薬・鍼灸など漢方医学を軸に、
伝統医学から近代医学まで分野にこだわらず、
多岐にわたる療法の中から臨床において実践・効果的な療法を研究し、
独自の治療法を確立。
患者様が安心してより健やかな生活を送れることを願い、
気の診断を利用した「漢方薬相談」や
【ネオヒーラー×ツボ刺激】の施術を行っている。