冬至と大寒(1年で一番寒い季節)との関係!極まった影響は時間が経って表れる!
皆様、こんにちは。
2024年の冬至(とうじ)は12月21日(土)です。
冬至とは1年で1番、太陽の出ている時間が短く、夜が長い日です。
冬至が一番寒い日かというとそうではありません。
気象庁のデーターを調べたところ、
東京の1991年~2020年までの平均気温が一番寒い日は
1月21日と1月22日の5.1度です。
ちなみに、12月21日の平均気温は7.1度です。
24節気でいうと、1月20日~2月2日は「大寒」にあたります。(2025年)
一年で一番低い平均気温の1月21日と1月22日が「大寒」の期間にはいっていることは「大寒」の言葉の妥当性を表しています。
東洋医学の陰陽論で考えると、陰極まるのが冬至に当たります。
しかし、寒さという観点からは冬至という陰極まった日から1か月後に一番寒い季節「大寒」となります。
「陰極まれば、陽に転ず。陽極まれば、陰に転ず」という東洋医学の基本的な原則があります。
「陰極まれば陽に転ず」を運気論で考えると、
「運気が低下しつくすと上昇に転ずる」と考えることもできます。
ここで今回の冬至と大寒の関係を考えると、
「陰極まって運気が上昇に転じたとしても、現象に表れるまでには少し時間がかかる」ということになります。
「なにか頑張った行いが、現実の世界に結果として表れるまでには時間がかかる」ということにもつながります。
早く結果が欲しいと皆思いますが、自然の原則に当てはめて考えると、「なにかを行った大きな影響は時間が経って表れる可能性がある」ので、少し気長に考えることも大切かもしれません。
それでは皆様、本日も素敵な一日をお過ごしください。
和奏漢方堂【自由が丘】院長
薬剤師(専門:漢方)・針灸師
東京理科大学薬学部 漢方研究室 卒業
アロマテラピーインストラクター
ソフィアフィトセラピーカレッジ講師
1978年 神奈川県生まれ
自らの病気(喘息・アレルギー体質)を漢方医学で治した経験から、
自分と同じように、西洋医学では対応できない症状で苦しんでいる人をサポートしたいと思い、
2006年「和奏漢方堂【自由が丘】」を開業。
漢方薬・鍼灸など漢方医学を軸に、
伝統医学から近代医学まで分野にこだわらず、
多岐にわたる療法の中から臨床において実践・効果的な療法を研究し、
独自の治療法を確立。
患者様が安心してより健やかな生活を送れることを願い、
気の診断を利用した「漢方薬相談」や
【ネオヒーラー×ツボ刺激】の施術を行っている。